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元本保証型投資は逆に危険ー結果的に資産が目減りする現実を解説ー

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皆さん投資を行う上ではやはり、元本を毀損させたくないとの思いから元本保証型の投資を行っているという方もおおいのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、元本保証型の知られざる欠陥について紹介していきたいと思います。

以下をご覧頂き定期預金に資金を預けている方は再考してみていただければと思います。

元本保証型投資の種類

元本保証型の投資の種類について簡単に説明させて頂きます。

定期預金

定期預金というのは最も日本人が好む投資?先ではないでしょうか。

実際日銀の資料によると日本人の定期預金の割合は欧米に比べて非常に高くなっております。


引用:日銀資金循環統計

現預金の比率は13.4%で欧州が33.2%で、日本は51.5%という米国の4倍という水準になっています。

最近友人が祖母の遺産3000万円を定期預金に預けているという話を聞いて驚愕したのですが、若い世代でも日本人のリスク選好が低いことが伺われます。

定期預金は確かに預金の中では圧倒的に高く普通預金の利率が0.001%とほぼゼロ金利なのに対して年率0.3%程度の利回りと30倍程度の利回りとなっています。

債権投資

次が債権投資です。債券投資は満期まで保有すれば元本保証型の投資商品であり、定期預金よりも高い利回りが狙えます。

日本は日銀の金融緩和によって超低金利政策を敷いているので国債は0.05%、社債についてはネット証券で確認したところ現在取り扱いはありませんが、あったとしても1%程度の金利になってしまいます。

米国であれば国債(2.5%~3.0%)と社債(3.0%~4.0%)を組み合わせることにより3.0%程度の利回りを狙うことが出来ます。

一方米国の債権であれば米国債と米社債を組み合わせることによって、3%程度の利回りを獲得することは可能性です。

積立保険

サラリーマンであれば誰でも一度は外資系保険会社の営業マンから営業を受けたことはあるんじゃないでしょうか。

外貨建の積み立てだと30年後に120%になり保険の機能までついているという営業文句だと思います。

この積立保険にも注意点がありますので、後程説明させていただきます。

元本保証型投資の罠①:低すぎる利回り

一番の根本的な問題です。

定期預金

現在の定期預金の金利は0.3%ですが、これは100万円を預けたとしても年間3000円にしかなりません。

倍にするのに232年間かかります。もはや江戸時代中期です、あまりにも遅々とした速度に驚きを隠せません。

資産運用といったレベルではありませんね。

債券投資

債券投資は3%を安定的に享受できると考えると魅力的ですが、資本主義が黎明期の1802年に1USDを投資した場合の現在の価値を表したデータです。

年平均6.7%で成長する株式投資と債券投資3.5%の差をご覧ください。

資産運用の必要性

あれ、あまり変わらないじゃんと視覚的に思われた方多いと思いますが、縦軸の感覚をご覧ください。

メモリが10倍ずつになっており、株式は930,550USDに暴騰しているのに関わらず、債券投資は1,505USDとなっているので実に600倍の差となっているのです。

積立保険

また外資系保険の30年で積立総額の120%という水準ですが、これは年率で換算した場合たったの1.2%の運用益にすぎません。

定期預金よりは幾分ましですが、30年という拘束期間を考えると非常に割の悪い投資であるといえます。

株式市場の平均である6.5%で積立運用すれば2.9倍にすることが可能なので米株のダウ平均に連動したETFか投資信託に積立投資したほうが合理的でしょう。

2.9倍になれば、保険で賄われる金額よりも大きい金額を手にすることとなります。

毎年100万円を積立保険に委託すると30年後の満期に100万円×30年×120%=3600万円

毎年100万円を米株連動にすれば8700万円を構築することができるのです。

5100万円あればどのような大病にも対処することが出来るでしょう。

元本保証型投資の罠②:為替リスク

これはリスクでもあり私としては必要なことだと思うのですが、米債券投資や外貨建積立保険では外貨建なので円貨建では元本割れのリスクを抱えています。

しかし、後述しますが現在の日本の状況から考えると、将来財政懸念からの円安が起こる可能性が高まっているので、通貨分散は行っておいたほうがよいでしょう。

元本保証型投資の罠③:インフレによる価値減価

これが元本保証型投資の最も本質的な罠です。

日本はバブル崩壊以降全くインフレが発生していないので、あまり意識が回りませんが、このような長期間インフレが発生していないのは日本だけです。

インフレというのは簡単にいうと、お金の価値がモノの価値に対して相対的に減価される現象のことをさします。

インフレをわかりやすく

日銀が目標としている2%のインフレ(米国が現在2%)が発生した場合、実質的な現金価値は20年で34%減価し、30年で約50%減価します。

つまり現在1000万円の現金価値は20年後には660万円となり30年後には500万円となってしまうのです。

例え通貨分散を行い米ドルを保有したとしても、米ドル自体がインフレの影響で減価していくので、インフレ以上の運用を行わないと貧しくなる一方だということをご理解いただければと思います。

債権投資はまだインフレを上回ることは可能ですが、定期預金と外貨建積立保険は30年後に結果的に貧しくなっているという可能性を考慮に入れていただければと思います。

 

元本保証型投資の罠④:財政破綻からの預金封鎖リスク

これが私がインフレと並んで危惧する点です。

戦後の日本でもそうなのですが、愈々財政が回らなくなってきたときに国が最終的にとる手段として預金封鎖があります。

この政策は読んで字のごとく、突如として預金が引き出せなくなり月額引き出し量を設定され、さらに資産課税という日本国内の国民が保有している資産にたいいして課税が掛けられます。

名前は資産課税ですが、実質的な強奪です。ここで対象となるのは預金だけでなく、国内の株・債権・不動産を含めた全ての資産です。

元本保証型投資の罠:資金拘束による機会損失

最後に資金の拘束時間の長さも大きな欠陥であるといえます。

定期預金では短いものでは1年長いものに関して5年以上資金拘束がなされます、その間に上記で説明したインフレや預金封鎖・資産課税が発生したら成す術なく影響を被ります。

債権については途中で売買すれば当然価格の上下はありますので、元本保証型投資ではなくなり価格変動リスクを被ることになります。

積立保険に関しては時には30年以上の資金拘束になり途中解約では元本割れのペナルティーを食らうことになります。

この間別の投資を行えば、大きく資産を増やすことが出来ると考えると、大きな機会損失を被っていると言わざるを得ません。

総括

元本保証型投資は安全なように見えて実は今後発生するインフレによって、実質的なインフレよりも低い利率でしか増加しないため、実質的に資産が減少していく未来が想定される。

更に、預金封鎖や資産課税を考えると元本保証を含め国内資産だけに資産を傾けておくのは非常に危険ンです。

1000万円以上の纏まった資金がある方は上記で指摘したリスクを乗り越え安全に大きな資産を構築できる方法を記載しておりますので以下参考にしてみて下さい!