PEファンド

PEファンドとは?注目される背景や種類・おすすめの投資先となるPrivate Equity Fundを紹介

皆さんPEファンドという言葉をきいたことはありますでしょうか?

PEファンドは株式市場の値動きに連動せずポートフォリオに安定性をもたらす、

オルタナティブ投資の中でヘッジファンド以上に近年着目されているファンドの形態です。

⇒ オルタナティブ投資の正確な定義&現代必要とされるその背景とは?

 

本日は何故今PEファンドが注目される投資先となっているのか、

PEファンドはどのような種類があり、何が投資信託やヘッジファンドとは異なるのか、

また日本で個人が投資できるPEファンドはあるのかという観点から、

お伝えしていきたいと思います。

PEファンドとは? PEファンドが近年注目される背景を解説

PEファンドは省略名で正式にはPrivate Equity Fundつまり、Private Equity(未公開株)に投資を行うファンドということになります。

未公開株とは上場がなされていないファンドということです。現在なぜ未公開株に投資を行うPEファンドが注目されているのかという背景を説明していきたいと思います。

PEファンドは後継者不足の日本の未公開企業を救う救世主!?

皆さんが普段取引を行っている株式取引は東京証券取引所のような市場に上場されている上場企業を対象に売買しています。

実は日本の株式企業の数は170万社あるのですが、上場している企業の数は約4000社に留まり全体の0.2%という非常に小さい割合となっています。

つまり殆どが未公開企業ということなのですが、現在日本は深刻な少子高齢化時代を迎えており、

少子高齢化の波は企業の経営者にも波及しております。

現在帝国データバンクによると日本の株式会社の社長の平均年齢は59.5歳とほぼほぼ60歳に到達しており、

更に60歳以上が社長の企業の約半数が後継者を見つけられていないという状態に陥っています。

社長が60歳以上の企業における後継者<引用:M&Aキャピタルパートナーズ>

つまり170万社の半分の更に半分つまり、40万社あまりが社長が高齢で尚且つ後継者が見つけられていないという悲惨な後継者不足の状態に陥っているのです。

現在の日本の後継者不足を救う方法として着目されているのがPEファンドです。

PEファンドは未公開株を買収して自社で抱える若くて才気あふれる優秀な経営者を派遣して、買収した企業の価値を向上させます。

新たな風を吹き込むことにより利益水準を高める施策を打つだけではなく、事業継承ができずに倒産してしまう可能性がある有望な企業を救うことが出来るのです。

現在後継者不足の企業の中で黒字企業は22万社も存在するので、なんとかして救いたいですよね。

事業継承M&Aのターゲット折角軌道にのっている事業を有望な若手に事業継承が出来ますし、

引き継がれたPEファンドも企業価値を向上させ日本の国益にも適うファンドとして、注目されているのです。

PEファンドは株式市場平均やヘッジファンドよりも高利回り

流石にPEファンドも社会的な役割があるだけでは注目はされません。

PEファンドの最も魅力的な点は、その高い運用成績です。

以下は近年の欧米のPEファンドの隆盛に着目した日本銀行がPEファンドと株式市場、ヘッジファンドの成績をまとめたものです。。

PEファンドの高い成績<引用:日本銀行>

株式市場が2006年以降平均年率7%程度となっているのに対して、

PEファンドは12%程度の高いリターンを叩きだしています。

複利で考えると上記のリターンの図の通り、大きなリターンの差をもたらしますね。

 

またヘッジファンドやPEファンドんい共通する特徴なのですが、

リーマンショックやチャイナショックのような市場平均が軟調に推移する局面であっても、マイナスのリターンが抑えられている点も注目されている点です。

年金基金や保険会社の運用は大きく資産を減らすわけにはいかないので、株式市場に比べて下落耐性が高いPEファンドを始めとしたオルタナティブ投資がポートフォリオの一貫として注目されているのです。

ハーバード大学のportfolio

20年間平均年率10%を多々抱きだしているハーバード大学基金も、

PEファンドに最大ポーションの20%を投資ポートフォリオとして組み入れています。

Absolute Returnつまりヘッジファンドと合わせると、二つのオルタナティブファンドで、34%というポーションを占めます。

更に不動産とCommodityを加えると、オルタナティブ投資全体で60%となります。

⇒ 「投資・資産ポートフォリオ」の作り方・ハーバード大学基金の事例で解説

PEファンドの種類とは-バイアウト・ベンチャーキャピタル・ハゲタカ-

最初に申し上げた通りPEファンドは未公開株に投資するファンドなのですが、

未公開株といっても様々な企業が存在します。

今回は投資する未公開株の企業の種類に応じて大きく分けて三種類のPEファンドについて紹介していきたいと思います。

バイアウト(Buyout)ファンド

バイアウトファンドは以下のPEファンドへの流入の内訳からも分かる通り、

PEファンドの7割以上を占める最も主流のPEファンドの形態です。

PEファンドの種類毎の流入額バイアウトファンドは、既に利益が安定的にでている成熟企業を、PEファンドが買収して経営権を取得したうえで経営陣をPEファンドから送り込み、

買収した企業の利益を増加させ企業価値を上昇させたうえで上場するか他のファンドや企業に買収させて大きな利益を獲得するファンドの形態です。

『成熟企業』を『買収』して『経営を行い』高値で『売却』までを一気通貫で行うという特徴があり、買収・売却と企業価値向上で非常に高い専門性を必要とする形態なのですが、それ故に高い利益を獲得することができるのです。

以前分析したブラックロックもバイアウトファンドなので参考にして頂ければと思います。

⇒ ブラックストーン(Black Stone)とは?世界最強PEファンドに迫る

ベンチャーキャピタル

未公開株といえばむしろ、ベンチャーに投資するベンチャーキャピタルを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ベンチャーキャピタルは先ほどのバイアウトファンドについて主流なPEファンドの形態なのですが、全体の一割程度とバイアウトファンドに比べると大分ポーションは小さいです。

ベンチャーキャピタルはまだ成熟していない、収益が成長して上場を狙うアーリーステージの企業に出資を行い、上場した際のIPO益で大きく利益を稼ぐ手法です。

バイアウトファンドが成熟企業を買収して経営権を握るのに対して、ベンチャーキャピタルは成長企業に出資を行い買収はせず経営は既存の経営者に任せるという違いがあります。

成長途上の企業に投資を行うので倒産リスクは高く、上場すれば大きな利益を獲得できますが、倒産すれば全損となってしまいます。

その為、複数の企業に分散投資を行っているのですが、日本のベンチャーキャピタルの第一人者ともいえるJAFCOもIPO益は安定せず利益はムラがあり、

リスクの高いPEファンドの形態であるということが出来ます。

ハゲタカファンド(ディストレスファンド)

最後にハゲタカファンド英語名でいうとディストレスファンドがあります。

東芝のように経営危機に陥った企業の中で、上場廃止になり未公開株となった時に、

将来回復するはずであると出資を行って業績が回復した時に売却して大きな利益を狙うファンドです。

大きな利益を狙うことが出来ますが、倒産してしまった場合は全て損失となる可能性もあるので、ベンチャー同様リスクが低いとはいえないファンドの形態となっています。

日本の個人投資家がPEファンドに出資する方法

社会的な価値も非常に高く、特に主流のバイアウト型のファンドで高いリターンが見込めるのですが、周りにPEファンドに投資をしているという方は見かけません。

理由は二つあり、

一つ目は日本に今まで個人が投資できるPEファンドが存在しなかった。

二つ目は欧米のPEファンドが機関投資家や基金等の出資しか受け入れておらず、個人投資家の門戸は開かれていないのです。

 

ヘッジファンドも同じような状況なのですが、ヘッジファンドは当ブログでも紹介している通りフロンティア・キャピタルBMキャピタルのようなヘッジファンドが存在していましたが、

PEファンドは今まで存在していなかったのですが、日本でもトータス・パートナーズ(TORTOISE PARTNERS)というPEファンドが運用を開始して出資を受け付けております。

既にファンドとして運用していたこともあり買収した未公開企業と、既に投資している上場企業をつなぐことにより販路を拡大させるなどの施策をうつことも出来るのです。

ファンドの構成員は買収と売却を担当するスキルを持った外資系銀行出身者と企業価値を向上させる専門家である外資系コンサルや総合商社出身の人材で固められており、

人材という観点からも期待できるファンドとなっています。

PEファンドは未公開株に投資し上場していない為株式市場が不況に陥っても市況の影響で下落するということが少ない為、安定した成績を期待することが出来ます。

トータス・パートナーズの公式ページは以下になりますので、興味のある方は参考にしてみて下さい!

⇒トータス・パートナーズ(TORTOISE PARTNERS)の公式ページはこちら

 

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