この記事では、
私が投資している新進気鋭の新興国株投資ヘッジファンドである
「Frontier Capital」(フロンティア・キャピタル)
について特集していきたいと思います。
フロンティア・キャピタルはエッジの効いた最大利益獲得を目指すことが出来る新興国株式市場に参入し、大きな利益を狙うヘッジファンドです。
知られざるフロンティア・キャピタルの実態と新興国投資戦略について詳しくみていきたいと思います。
Contents
そもそもヘッジファンドとは?
ヘッジファンドというのは近年急速に海外の富裕層や機関投資家を中心に好んで投資対象として選ばれているもので、
運用残高は以下のように飛躍的に拡大成長しております。

機関投資家や富裕層に人気の理由として長期的に市場平均より高いパフォーマンスを挙げていることが要因として挙げられます。

リーマンショックのような市場の下落局面において下落を抑えて底堅く資産を上昇させ市場平均をアウトパフォームしていることが損失を出したくない長期投資家である機関投資家を中心に好まれているのです。
投資信託は自分で投資する分野を選択する必要がありますが、
ヘッジファンドではマネージャーによって投資戦略に基づいてどのような局面でも利益を得られるよう銘柄を選択して市場から収益を生んでいるのです。
投資信託が投資先を選ぶのに対して、
ヘッジファンドに投資する場合は戦略を選択するだけであとは全自動というのも魅力の一つです。
ヘッジファンド投資の魅力については以下で詳しく説明しておりますので、参考にして頂ければと思います。
→ 海外ヘッジファンド・おすすめ投資先を紹介~日本人一流ファンドマネージャーによる運用~
Frontier Capital(フロンティア・キャピタル)の概要
Frontier Capitalは2013年から日本株のバリュー株投資で実績を上げているヘッジファンドの2号ファンドとして、2018年から運用を開始しています。
ヘッジファンドを選ぶ上で一番重要なのはファンドを運営するファンドマネージャーのレベルです。
ヘッジファンドの運用方針を決めるのも、投資対象・投資銘柄を判断するのも、全てはファンドマネージャーです。
投資というのは全員の寄合つまり合議で投資銘柄を対象しては妥協の産物に陥ってしまい、良い結果を残すことは出来ません。本当に優秀な人物が考え抜き信念をもって投資を行った銘柄こそ良い成績を生み出すのです。
近年流行しているドラゴン桜で有名な三田さん原作の『インベスターZ』の投資部部長の神代さんも、
「投資は大勢の人間が集まってやったら絶対に失敗する」
とおっしゃっていました。
私も総合商社で投資に携わり考えさせられるのですが、
関係各部署が多くなればなるほど妥協点を見つける投資に陥りがちで真に利益が狙える投資がおこなえなかったりするのです。
そこに近年のソフトバンクの成長との差があるような気がしています。
ソフトバンクは孫氏の号令のもと投資に向けて動きだすという完全にアップダウンの意思決定ですが、それ故に劇的な成長を見せているのです。
話が逸れましたが、
フロンティア・キャピタルのファンドマネージャーは金融関係者の間ではある程度名の知れた人物が務めております。
彼は外資系の銀行を出てから日本株への投資を中心とした第1号ヘッジファンドを設立し、長期に渡って高いパフォーマンスを残しています。
この第1号ファンドの投資手法としては、
多くの投資家が目をつけていないニッチな中小株を買い、長期保有をしながら企業価値を高めていくというものです。
こういったアクティビスト的な投資は、ただのマネーゲームと違い事業に近い側面があるのでマネージャーの実力が最も如実に現れるものですが、
彼は投資先の社長に対しても非常に上手く立ち回り、高い成果を実現しています。
そんなファンドマネージャーが構想2年を経て新たに立ち上げたのがFrontier Capital (フロンティア・キャピタル)です。
Frontier Capitalは第1号ファンドが日本株のバリュー株投資戦略で下落リスクをミニマイズしながら10%程度の利益を追求するのに対して、
エッジを効かせて大きな利益獲得を狙える新興国に投資を行いより大きな利益を追求していくファンドとなっています。
とは言え、誰も目をつけていない銘柄や市場を狙いそこに集中的に投資していくという発想は、第1号ファンドに通ずるものがあると個人的には感じています。
Frontier Capital (フロンティア・キャピタル)の投資分野・今後確実に評価され伸びていく新興国株式市場
フロンティア・キャピタルでは新興国株式を投資対象としています。
新興国株式については『新興国株式投資』タイミングはいつ?経済成長の見通しを予測・解説」で以前特集しましたが今現在非常に魅力的な投資先となっています。
簡単におさらいさせて頂きます。
以下のように新興国は経済規模で既に40%を占めているにも関わらず、株式の時価総額は全体の10%程度しか占めておりません。
更に今後人口と経済の割合は新興国の割合が増していきます。

引用:内閣府
2030年には90億人の人口が到達しますが、
その殆どが新興国の人口増加によるものです。
またIMFによると2023年時点で現在40%の新興国の経済規模は45%まで拡大することが推計されています。
新興国の存在感が年々増していくのが明らかな中、
株式市場では10%のPortionしか占めていないということは、
今後、適正な評価がなされていくことにより新興国の株式市場が大きく底上げされることが見込まれる状況となっているのです。
実際現在の新興国のPERは先進国市場より低い水準に留まっています。
引用:SBI証券
Frontier Capital(フロンティア・キャピタル)が選定する新興国とその基準・一般投資家がまだまだ気づいていない割安市場
ここまでで新興国の株式市場が魅力的な分野であることについてお伝えしてきましたが、
フロンティア・キャピタルはどのような新興国を選定しているのかという点について説明していきます。
新興国といっても現在のマレーシア・シンガポール・中国・ロシア等のピークを終えた国に投資していては新興国株式投資の旨味を享受することが出来ません。
これは投資家の間ではある種の常識ではありますが、
“一般人がその国に投資をすることが出来る状態になったらその国に大きな投資魅力はない”
と言えます。
これはどういうことかと言うと、
日本からETFなどを通じて簡単に投資出来るような国というのは、既にあらゆる方法で外資が傾れ込んでいるということです。
その国の株式市場が割安な状態で放置されているということはありません。
フロンティアキャピタルといったヘッジファンドが選好する新興国市場は非常にシンプルで成長力が高く、
なお且つ、まだほとんどの投資家が目をつけていない割安な市場です。
新興国に投資をするのであれば、成長性が高いというのは前提条件だと思うのですが、
魅力的な国であっても既に株式市場が成長を織り込み上昇してしまっていては株式投資により利益を取り込むことが出来ないのです。
誰も目をつけていない割安なものに投資するというのは、
例えるなら、非常に質の高いブランドものの財布をアウトレットで3000円で買うということを株式市場で実践していく戦略なのです。
投資対象を図にすると以下のようになります。

今現在でいうと、フロンティアキャピタルでは、
国連の制裁が解除され非常に高い成長を実現しているにも関わらず、
制裁の後遺症を引きずりPERが約5倍という異常な割安水準で放置されているイランの株式市場に目をつけているようです。
→ 『イラン株式式市場』高成長・超割安のおすすめ新興国を徹底解剖
ファンドマネージャーはイランの株式の投資許可を取るために、
2年ほど前からイラン当局と交渉を行い、
現在おそらく日本で唯一イラン株に投資する許可を得ているという点からも先見性があり一歩先をすすんだ名前通りのFrontier投資を行っているということが出来ます。
他の投資家が気付く一歩先のFrontierに投資を行うことは古来から大きな利益を獲得するための黄金律ともいえる方法であり、
私がこの2号ファンドに大きな期待を寄せている理由です。

【最新情報】Frontier Capital(フロンティア・キャピタル)の運用成績(驚異的な利回り実績)
肝心のフロンティア・キャピタルの成績について見ていきましょう。
■驚異的な成績を叩きだした第一期決算
2018年4月から運用を開始しております。
先日最初の四半期(2018年4月~6月)の成績が公表され現地通貨建で16.6%という驚異的な成績を挙げていたことが判明しました。
因みに運用開始までの1月~3月も自己資金のみでのデモトレーディングを行っており20%程度(年率80%程度)の利益を出していたそうです。
新興国なので為替のリスクはありますが、成長性のある株式に投資を行い大きな利益獲得を狙うのであれば十分な成績であるということが出来るでしょう。
■新興国市場平均との比較-MSCI Emerging Indexとの比較-
たとえ、フロンティアキャピタルの成績が非常によかったとしても、投資分野である新興国株式市場全体が堅調であれば、市場要因ということになります。
新興国株式全体の値動きを見る上で最も有用とされている、MSCI Emerging Indexを見てみましょう。
(引用:MSCI EMERGING INDEX)
市場平均は▲8.61%と沈んでいたにも関わらず、フロンティアキャピタルは16.6%のプラスのリターンということで圧倒的であることが分かります。
市場平均に対して25.21%(年率100%)のプラスリターンということになります。
■何故市場平均より著しく高い成績をあげれているのか?
まず今まで説明してきた通り選んでいる新興国株市場が良いということは前提にあり得ます。
その上で、ファンドマネージャーの腕が確かで、
危機を察知すると株式投資から債券投資を柔軟に入れ替え利益を獲得しておりました。
市場情勢に合わせて柔軟にポートフォリオを変化させて収益極大化を常に狙っているからこそ実現できた成績なのです。
Frontier Capital(フロンティア・キャピタル)への出資方法
フロンティア・キャピタルは投資信託ではない為、ネット証券や証券界者を通して出資を行うことはできません。
主な投資の方法は、ファンド関係者の知人やファンドに投資している投資家に紹介を受けるというものです。
知り合いがいないという場合には、自ら問い合わせることで出資の相談をすることが可能です。興味のある方は同社の公式サイトから出資の問合せを行い、
実際にファンドの方と対面で話を聞いて検討することをおすすめします。

投資信託では銀行の窓口の営業の質が悪い投資信託の押し売りや、実態が理解しにくい目論見書のみで投資判断をしなければいけません。
大切な資金を預けるのであれば、実際に運用主体(ファンド)の方と会い投資を検討するというのは必要なプロセスであると考えています。
私の場合は元々ファンドマネージャーが大学の後輩ということもあり信頼しており、
1号ファンドから投資をしているため、今回も資金を投じています。
またヘッジファンドの特徴でもあるのですが、ファンドの営業の方も実際にファンドに資金を入れているケースが多く、
営業員としてだけではなく同じ一投資家として向き合ってくれます。その点トレーディングに関する説明も他人ごとではないので、
丁寧であり、投資家としては安心感があります。
以上、参考にして頂ければ幸いです。