008老後年金の仕組み

会社の年金(=企業年金)とは?DB・DCを理解して老後の不安を解消しよう

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こんにちは、YOSHITAKAです。

今回は会社が用意している年金=企業年金について解説していきたいと思います。

厚生年金保険に加入する会社員に関しては、

「企業年金」

に加入している場合があるのです。

これは個人で会社内で申請するようなものではなく「企業年金のある」企業に勤めている社員は全員加入者となっているものです。

例えば私は総合商社に勤めていますが、企業年金のある会社ですので私も加入者となります。

これは入社してすぐの研修期間に説明する企業が多いと思いますが、社会人になりたての頃は右も左もわからず、説明も頭に入ってきませんよね。

私自身も企業年金に加入しているにも関わらず、その存在を知ったのは入社して1年過ぎてからでした。恥ずかしいですね。

企業年金には、代表的なものとして、

  1. 確定給付企業年金
  2. 企業型確定拠出年金
  3. 厚生年金基金

の3つがあります。

今回はそれぞれの制度の概要とメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

確定給付企業年金(DB)とは?

確定給付企業年金は、会社が社員に掛け金を支払います。

そして、その積立金を「運用」するんですね。

「確定給付型」と名前が示すとおり、老後にあなたが受給する金額は確定しているということです。

尚、基金型と規約型の2つがあり、

  • 基金型:別法人を設立し運営
  • 規約型:外部委託で運営

という形態があります。

会社が社員に給付の内容を約束するものとされていますが、運用の実績次第では支払われる掛け金は変わってくるのでその点は頭に入れておく必要があるでしょう。

ちなみにDCは「Defined Contribution Plan」の略となっています。

DBは、”Defined benefit pension plan”の略で、日本語で「確定給付年金」と呼ばれ、将来に受け取る年金額または年金額の基準が予め決められている年金制度をいいます。これは、加入した期間や給付水準などに基づいて、予め定められた算定方式により給付額が決定される制度であり、日本では、厚生年金基金や確定給付企業年金が該当します。

引用:DB

企業型確定拠出年金(DC)とは?

企業型確定拠出年金とは、確定給付企業年金と同様、会社が社員に掛け金を払いますが、社員が自分自身で運用商品を選びます。

そしてその商品を資産運用し、その運用結果に基づいて老後に年金が支払われます。

確定型、と名付けられている割に、運用結果次第で年金額が変動するんですね。ここでいう確定とは、掛け金が確定していることを意味しているのです。

この他にも個人で加入することが可能な個人型の確定拠出年金もあります。

ちなみにDCは「Defined Contribution Plan」の略となっています。

DCは、”Defined Contribution Plan”の略で、日本語で「確定拠出年金」と呼ばれ、確定拠出年金法に基づき、予め毎月の掛金額を決めておき、積立金の運用成績に応じて、将来に受け取る年金給付額が決まる年金制度をいいます。

引用:DC

厚生年金基金とは?

厚生年金基金とは、会社が単独、若しくは共同で設立する年金制度となります。

厚生年金基金が年金資産を管理し、運用をすることになります。

厚生年金の一部を国に代わり、給付する代行部分があるのが特徴的ですが、法改正により他の企業年金への移行が進められています。

確定給付企業年金と企業型確定拠出年金のメリット・デメリットは?

さて、それぞれのメリット・デメリットを解説していきますが、どの企業年金があなたの会社が選択しているかによりますので、就職前か、転職を考えているのであれば把握しておいた方が良い内容と言えるでしょう。

尚、厚生年金基金は移行が進められているので表には含めていません。

 確定給付企業年金企業型確定拠出年金
メリット将来の年金額がほぼ確定的なのでライフプランが立てやすい。退職金残高がいつでも確認できることもあり透明性が非常に高い。転職などをしても資産を移管することで運用も継続可能である。
デメリット自己都合退職などの場合に給付額が減額されるなどの可能性がある。資産運用のリスクが社員に帰属する。

ライフプランが立てやすいのはやはり確定給付企業年金ですよね。リスクも少なく、会社外でも資産運用を考えている人は

企業年金の仕組みはどのように変わっていくのか?

上記の確定給付企業年金や企業型確定拠出金には税制の優遇措置があり、会社員にとっては嬉しい内容ですよね。

企業型確定拠出金の税制メリットの内容としては、例えば毎月2万円(24万円/年)の掛け金を確定拠出年金に拠出することで、給与で受け取った場合に比べて年間で約4万円軽減されます。

年金保険料を支払った分を「損金」に算入できるということですね。

損金算入

法人税法上損金として処理が認められるもの。損金とは法人税法の用語であり,商品や製品の販売による収入,あるいは手数料収入,証券や不動産などの譲渡による収入,貸付金の利息収入など各種の収入を得るためにかかった販売費,一般管理費,完成工事原価およびその他のこれに準じる原価と当該事業年度の損失の額で資本等取引 (資本金,出資金と資本積立金の合計額を変える取引と利益または剰余金の分配) 以外の取引にかかわる費用をいう。

引用:損金算入とは

これが20年勤続となれば80万円の優遇ということですね。塵も積もればなんとやら、という感じです。

企業型確定拠出年金引用:第一生命

これは、確定給付企業年金の場合も同様です。

また、本年2018年5月からは、中小企業向けの簡易型企業確定拠出年金、個人型に加入している社員に事業主が追加で掛け金を支払ってくれる制度がスタートしました。

企業年金の制度も時代を経て変更されていくので、会社員であれば老後の資産をしっかり考えて、ポートフォリオを構築していきたいですね。

むすび

今回は企業年金の概要及びそれぞれのメリット・デメリットについて解説してきました。

資産運用を考える際にまず考えるべきことはあなたの加入している年金は何か?

公的年金、厚生年金、企業年金がそれぞれ老後にどれくらい支給されるのかを把握した上で、資産ポートフォリオを構築するようにしましょう。

資産ポートフォリオの構築に関しては、私も投資する基準や自身のポートフォリオを公開していますので参考にしてみてください。