基本的に私は海外不動産投資としては、最も魅力的と感じているのがバングラデシュですが、これは国(主に新興国)の海外の不動産情報も吟味した上で意思決定をしています。
1つの新興国市場だけを見て投資するのは私のセオリーに反しますので、幅広く他国の不動産情報も集め比較を実施してきました。
しかし、海外不動産の情報はそんなに簡単に集められる訳ではありません。
私はネットなどにない情報も仕入れるべく、勤務していた総合商社、または大学時代の友人伝手で情報を集めてきました。
今回は、海外不動産投資が盛り上がっている中、情報収集に困っている人はいると容易に想像できますので、私の記事で良質な情報・私独自の見解をフルオープンにすることにしました。(すでに私は投資を実行してしまっているので)
今回は、数ある海外不動産情報の中でもかなり調査を実施した、ASEAN5「タイ」についての情報を書いていきたいと思います。
主要購入検討エリア・経済概況・法規制
タイは羽田空港から直行便で約6-6.5時間、成田空港から6.5-7時間の移動時間が掛かります。インドシナ半島の中央に位置する国ですね。
土地面積は51万3,115平方キロメートルと日本の約1.4倍もの国土が広がっています。
観光客も多く、幾多の外資系企業が首都であるバンコクに集結しており、また観光地として有名なパタヤなどは基本的に英語も通じます。私も10回ほど現地に出張に行きましたが、言語面で困った記憶がないですね。
現地には日本メーカー、商社などの駐在員も多く、物価も安く、医療先進国でもあるタイは日本人にはとても生活しやすい環境が整っています。医者や看護師も日本語が話せる病院もあり至れり尽くせりです。
以下の記事で購入検討エリアのバンコクなどの情報も含め、深掘りしていますのでご参照ください。

バンコク市内注目エリアの詳細について
バンコク市内の注目エリアをざっくり把握しておきましょう。
記事内では以下の地域を深掘り解説しています。
バンコク市内注目エリアの詳細
▷スクンビット地区
▷シーロム周辺
▷サイアム周辺
▷アソーク地区
▷ラチャダムリ周辺
▷プラカノン地区
バンコク鉄道事情(延伸工事)
▷BTS・スクンビット線(黄緑色)
▷BTS・シーロム線(エメラルド色)
▷MRT・ブルーライン(青色)
▷MRTパープルライン(紫色)
▷ARL・エアポート・レイル・リンク(赤線色)

総括「タイのコンドミニアム投資は魅力的だけど国として本当に今、投資を実行するべき国なの?」
最初に言ってしまうと、タイ不動産への投資はすでに材料が出尽くしており、中所得の罠も近づいているのですでに遅い、
長期で手間のかかるインカムゲイン狙いであり、将来的にはタイへの移住を考えるのであれば良い投資になるでしょう、と私は結論づけています。
以下は記事の内容です。
- タイの今後の経済発展を勘案する上で重要なポイントは「中間層の住宅需要」「自動車産業の伸び」「アジア域内経済のハブ化」の3点。
- 中間所得層は増加の一途を辿ってきたが、2020年台前半にはほぼ確実に「中所得層の罠」にハマる可能性が高い。
- タイの自動車産業動向は最大の指標である生産台数が2013年をピークに下降線であり、看過できない状況。
- 域内経済のハブ化は今後も期待できるが、不動産価格の伸びは短期では限定的。
より深掘りしたい方は、以下の記事で確認してください。

まとめ
海外不動産は、どんどん成長期の国の発展に思いを乗せて、投資するものです。
もちろん、安定したインカムゲインという感覚で投資をする人も多いですが、やはり新興国不動産はキャピタルゲインで大きなリターンを得なければ、と思います。
タイ不動産は検討に値する国でしたでしょうか?