新興国株式投資

カンボジア株式投資の現状を解説!注目のCLM諸国の一角の株式市場を紐解く。

カンボジアはASEANの中でも今後成長が期待されるCLM諸国とし注目を集めています。

C:カンボジア
L:ラオス
M:ミャンマー

本日はカンボジアの現在のファンダメンタルを分析した上で、

株式投資が魅力的な水準なのか?

株式投資より魅力的な投資はあるのか?

という点についてお伝えしていきたいと思います。

カンボジアのファンダメンタル(政治経済)のおさらい

前回カンボジアのファンダメンタルについて整理してきました。

→ カンボジアは株式投資を行う国として魅了的?政治・経済のファンダメンタル面から分析する。

 

簡単に前回のポイントをまとめると以下となります。

 

前回のポイント
  • カンボジアは一人あたりGDPが1,384USDとミャンマーの1,500USDよりも低く、2016年のGDP成長率は7.25%と今後発展のポテンシャルを秘めるアジア最貧国の一つだけあり、成長余地が高いことが伺える。
  • 経済成長率の推移は2000年代後半は10%以上のGDP成長率を誇りましたが、リーマンショックを機に落ち込み、今は7%ほどの成長で推移している。
  • カンボジアの人口ピラミッドは理想に近い形とも言えるのですが、ボリュームゾーンが0-4歳、5-9歳、20-24歳、30-34歳に集まっている。
  • カンボジアの労働賃金は、格差が大きいASEANの中でも最底レベルであり、今後この低賃金に目を付けた外資企業が進出してくる。
  • 新興国の特徴として、まだ農業のGDPに占める割合が25%と高く、農業人口の都市部への移動も見込まれ、豊富な人的資源を有している。
  • 主要輸出先の米国への依存が大きく、同国の景気が悪化すると国内の縫製従事者50万人の生活に影響が及ぼすのではとイメージしてしまいそうですが、高級品ではなく、景気が悪化しても「衣・食・住」の衣を担っているので大きな影響はないのではと考えられる。

 

要約すると、まだまだ貧しいけども今後大きな成長が期待できるポテンシャルの高い新興国であるということができます。

それでは注目の株式市場の動向についてみていきたいと思います。

カンボジアの株式市場の動向は?

カンボジアの株式市場は2012年4月にオープンしました。

現時点での上場数は僅か5社となります。PER、PBRを調べるにもデータがなくて分析ができない状況です。

ミャンマーとラオスに似たような状況になっています。

 

 

あなたがもしカンボジア株にどうしても投資したいと考えているのであれば、カンボジア現地で「銀行口座」と「証券口座」を作成する必要があります。

「アシレダ銀行」と「アシレダ証券」であれば両方を同時に開設できますので、手続きを済ませましょう。

私としてはカンボジア、ミャンマー、ラオスのような小さい株式市場規模への投資はおすすめしません。その理由としては、以下の3つです。

株価が適正評価されない

市場規模が小さく、外国人投資家もいない状況下では、新興国である株式市場は間違いなく証券取引に無知な国民が、売買をしています。

 

実際に、カンボジア株式市場がオープンした日に、唯一上場されたプノンペン水道公社は、初日に上限価格で取引されましたが、その後はズルズルと値を下げていきました。

ミャンマーの株式市場を例に取っても、市場オープンから半年も経たないうちに、時価総額が半分となりました。

 

国民の意識としても最初こそ盛り上がったが、価格が上昇しないので売り浴びせたことが想像できます。

企業の財務諸表の分析に基づいた理論価格などこれではアテにできず、株式市場の時価総額が増え外国人も参入し始める程度に市場が成熟した段階で参入するのが良いと思います。

そもそもの企業の財務諸表が信頼できない

そして現段階では市場がオープンして間もなく、株式公表についても手探り段階である為、企業が提出する財務諸表にも信憑性が個人的にはあまりありません。

企業を分析する唯一の手掛かりが信頼できないとなれば、これは投資というより「投機」と言えるでしょう。

口座開設の煩雑な作業・手間とそれに係る不安

上記で口座開設は現地で可能と書きましたが、現地で口座を開設するにも、理解が難しい発音の英語で銀行員、証券社員と手続きを進めなくてはなりません。

開設まで辿り着いても、本当に送金して問題ないのか、接収される可能性はないかなど常に不安がつきまといます。

海外で口座を開設するのであれば、香港やシンガポールのHSBC等信頼のおける金融機関に限定するのが賢明ですね。

 

株式投資より不動産投資が魅力的だが問題点もある

そもそも新興国が成長する過程において資産が上昇する順番には法則性があります。

まず、「土地」が上昇して次に「株」が上昇して、最後に「給料」が上昇していきます。

 

直近で思い返していただきたいのですが、2000年代に中国の不動産が暴騰して、2010年代に中国株式が暴騰して、今ようやく給与が上昇してきています。

日本も同様で1960年代に不動産が急騰して1970年代から株が急騰し、1980年代に給料が大きく上昇していきました。

 

新興国の現在をマッピングすると以下となります。

カンボジアはまさにバングラデシュと同レベルの経済水準です。

土地の値段は株式と所得より先に上昇する

現在のカンボジアはまだ株価が上昇するフェーズではなく不動産が上昇するフェーズの国であるということがわかります。

では不動産投資を行えばよいかというと事は単純ではありません。

→ カンボジア不動産投資のメリットとデメリット・税制や購入コストを解説

 

新興国不動産で大きく上昇するのは「土地そのもの」です。

しかし、カンボジア不動産ではコンドミニアム投資しかできません。これでは本来の土地の値上がりを享受することができません。

 

また不動産も需給できまります。

不動産における需給とは人口密度のことです。カンボジアの人口密度は約90人/km^2しかいません。一方、日本の人口密度は1280人/km^2です。

カンボジアの不動産投資は値上がりはするでしょうが、日本や中国のような暴騰を演じることはできないでしょう。

 

    まとめ

    カンボジアには株式市場は存在しているが、まだまだ黎明期。

    現状は株価が上昇する水準ではなく、不動産が上昇する水準の新興国です。

    とはいっても、不動産投資規制や人口密度の問題もあり不動産投資の対象として魅力的な対象でもありません。

    現段階では同じアジアのライジングスターであるバングラデシュの不動産に投資するのが最良の選択肢となるでしょう。

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